現在、タイで大雨が降っていて、特にひどい洪水や土砂崩れが発生している県域。
　地図で県名を入れていますが、わざわざ県名を入れるまでもなくタイ北部全域となっています。

　実際のことを言うと、タイ東北部でも、バンコク近郊でも、タイ南部でも、そしてパタヤでも程度の差はあれ洪水は発生しています。

　日本だと、人が住むエリアとか耕作している場所を守るために、堤防を築くとか河川を改修するということが古来から行われてきていますが、タイは私が見る限り大都市周辺でごく最近、洪水対策が行われてきている,,,という感じです。

　いまから50年前ごろから、タイでは平地の森林が切り開かれ、商業作物のための栽培地が広がり、可住地エリアが広がりました。
　でも土地利用は進むものの堤防とか排水路とかの整備は手つかずで、雨季になると各所で洪水が発生しています。
　ただしこれは「ある程度織り込み済み」で、もともとの湛水地に水が溜まっただけで、ここを通過する道路は通行止めになりますが、人々は水が来ることはわかっている土地なので、やがて水は引くだろうという感じでひたすら耐えているのだと思います。

　こういう感じの土砂崩れ、その復旧作業の投稿も日々出ています。
　今月頭の星見旅行の際にも、落石とか小規模な崩落に各所で遭遇していて、主要国道でも通行止めが発生していて、これも「いつものこと」なんですがこの時期は無用な観光客は立ち入ってはダメなんでしょうね。

「夢を実現した大好きなお店を一晩で完全に破壊されてしまいました。」
　心からお見舞い申し上げます,,,なんですが。

　これなんて、もともと堤防もない川際に瀟洒なカフェを作ったわけで、古老の話などを聴けば数年に一度は水に浸かるところ,,,程度の話は事前に得られるだろうにと思うばかり。