サムットサコン県エビ市場でのCovit-19クラスタの追跡調査、順次進んでいて、コロナウィルス疾病管理センター発表では、全国各地で感染者が漸増しています。

　基本的に、各県レベルでは海鮮市場関係者に対して積極調査を行っているようで、報道によれば、「サムットサコンの市場に仕入れに行っていた」というコメント付きで、陽性者検出を報じています。

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2041455
　プラユット首相は、政府指示のガイドライン順守を呼びかけ、ガイドラインが守られず感染が拡大したら全国的なロックダウンを実施すると警告､､､この辺り、どっかの国とは違って非常に強面の姿勢ではあります。

　これに合わせて、非常事態宣言令に基づく政令も改正され、各県レベルでの国の方針に基づく政策実施が指示されています。曰く、
++ 衛生当局が指示した感染リスクの高い施設や乗り物を使う事を禁止
++ 衛生当局は感染リスク高い施設の閉鎖指示を行う　
++ 人混みの中の集会や秩序を乱す行為の禁止
++ 首相指示に従い外国人労働者の移動に対する検査/スクリーニングを実施
++ 衛生当局は国民が厳格な感染防止対策を取るよう対応
､､､

　一方で、保健省の会見では、
++ 県レベルで流入流出制限しているのはサムットサコン県のみ
++ その他の県への移動は原則、制限されていない、国内移動は自由
　とのこと。

　「お墨付きが出た」と大騒ぎするつもりはありませんが、現時点での県外移動制限は出ていません。

　長い延長でビルマ、カンボジア、ラオスと陸上国境で接していて、豊かなタイを目指して密入国する人たちは今後とも絶えないでしょうし、これらの取り締まりも限界があり、国外からのCovid-19流入は避けえないのが現実。

　国境際への国内旅行は避けるという基本方針で、タイ国内旅行を引き続き、行っていきたいと思います。