双眼鏡は、昔､半世紀ほど前に持っていましたが、熱心に使った覚えがありません。
　天体観望用に使っていましたが、月とか土星などを見るには望遠鏡の方がよく、長じて
反射望遠鏡で星雲星団を見ていた頃は、反射式の方が双眼鏡より良く見えた(はず)なので、
双眼鏡を手に取ることはありませんでした。

　そんな中で、今回、星用と鳥用の双眼鏡を買いました。

　今回鳥用に購入したKOWA GENESIS33 PROMINAR 8x33。

　CF（センターフォーカス）形式の双眼鏡で、目幅を調整し、左目でピントを合わせ、
右目でピントを合わせ､､､で、見られるようになります。

　隣地にイヌで溢れる雑木林があり、試しに見たところ、まるで密林を見るようでした。

　今までも雑木林を眺めていましたが、肉眼で見る限り、「緑は緑」という感じの見え方
で、枝や葉は重なり一つずつは分解しません､､､解像度がない風景でした。

　その緑をKowa双眼鏡で見ると、重層的というか、手前と後ろ側が分かれ、葉の一枚一枚
が明瞭に分離します。その鮮やかさにびっくりしました。鳥がいれば見えたでしょう。

　今まで、森の中に行くと、鳥のさえずりは聴こえるのですが、姿を認識できません。
　鳥がちょっとでも動いてくれればわかるのですが、同じ位置にいて囀っているだけでは
位置がわからないわけです。

　そういった状況で、これが使えれば、鳥を探しやすくなるだろうなあ､､､と。