タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

プラタートパノムの崩壊

ワット・プラタート・パノム・ウォラマハウィハーン | 【公式】タイ国政府観光庁
 タイ国内の有名寺院/名所旧跡は、大体廻ったかな、、、と思う中で、見残したものの最大案件は、上記のワットプラタートパノムです。


 多分、タイで最も美しい仏塔だと思います。
 場所はナコンパノム県、タイ東北部の東部、メコン川の近くで、ラオス系住民が多く住むところにあります。

 寺院は、塔だけではないのですが、塔単体として、非常に美しく感じます。

 今朝、フェイスブックに投稿されていた写真。タイ暦2518年。1975年の写真です。
 最初見た時には、タイ仏教も衰え、国家の庇護が無くなった寺院が、無惨に放置されているという写真なのかと思いました。


 写真中央は「土くれ」というか、何が何だかわからない写真です。

 こちらは近寄った写真ですが、同様に、土塊があり、周辺にも散らばっているようですが、よくわかりません。


 プラパートパノムの塔は、1940年に10m高く大改造されたそうです。


 1975年3月に地震があり、塔基部にひび割れが生じました。
 1975年7~8月、大雨の季節で塔基部が雨によって崩れ始め、
 同年8月11日、頭頂部東側から煉瓦が崩れ始め、夜7時38分、全体崩壊したそうです。
 塔は本堂側に崩れたため、本堂も跡形もなく崩れたとのこと。


 1979年、塔は再建され、現在、美しい姿を取り戻しました。


 タイの仏塔は煉瓦積みで漆喰で表面を仕上げています。時代とともに漆喰は剥がれ、塔の煉瓦も崩れていくわけですが、それが後世に手が加えられたものなのか、オリジナルなのか常に見ていてモヤモヤしてしまいます。


 作られた当初のオリジナルを見たいという思いと、創建から手を入れられていなければ、熱帯の熱と雨で塔など崩れ去ってしまうはずという思い。そんな思いなど旅行者の思いであって、信仰の中で生きている塔は、改修され時に全く別なものに作り替えられていくわけですね、、、