ラワン材~フタバガキ科~沙羅双樹
私にはラワン材というと安価なベニヤ板の材料というイメージであまりよくありません。
いわゆる南洋材で、ふにゃふにゃの広葉樹で薄く切って接着剤で貼り合わせるくらいしか使い道がないのだろうと思っていました。
実はタイの山に行った時、一番いいなと思うのが原生林に茂る高木であり、このブログでも何回か申し述べているところ。
上掲写真で橋の後ろに写っているのがタイ原生林の高木。
今回ラワン材を調べると実はこの高木がフタバガキというラワン材の材料とのこと、びっくりしました。
そしてこのフタバガキ、樹種こそ違いますが釈迦入滅の沙羅双樹もこのフタバガキ科の樹木です、、、フタバガキ、すなわち双葉柿で、いわゆる柿の木の一種で、日本だと柿の木は硬木としられ和家具や茶道具の材料になっているようです。
日本ではラワン材を建設資材、特にコンクリートの型枠材として大量に消費していた時期があるのですが、現在では資源枯渇により鋼板型枠に移行しています。木製型枠の原料であるラワンがフタバガキという名前で、あの好きな高木なのだ、、、とちょっと感無量。
∵ 私、エンジニアとして社会人生活を送り技術士という資格を取得しましたが、その分野は建設部門(コンクリート)という但し書き付き。コンクリートの型枠材としてラワン材については深く思うところ。
ちなみに今回購入したラワン材は赤い切り口です。
レッド・ラワンというようで別名フィリピン・マホガニー。
ラワン材にはホワイトラワンとレッドラワンという2種類があり、私がベニヤとして見ていたものはホワイトラワンのようです。
本物のマホガニー材が材料払底で代替えとしても使われる場合があるそうです。
比重はマホガニーとほぼ同じで、固さもある材料のようです。
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