双子のパラドックス
双子のパラドックス - Wikipedia
パラドックス、矛盾みたいなものですが、相対論が言う「時計が遅くなる」ということがあるとすれば、高速に近い形で宇宙旅行した場合、ものごとを「相対的に」みると一方で起こったことが同様に他方にも起こり、違った結果が出てくるのでおかしいではないか?ということ。
Youtube動画で検索すると、10件以上の解説動画が投稿されている一種の人気案件です。
このパラドックスは結果としては、単なる適用ミスだと言い切っているものもあります、、、でもこれって説明じゃないよなと思ってしまいます。
① 特殊相対論で解説しているもの
特殊相対論の概要は高校物理で学習するため、多くの動画は特殊相対論で解説されています。
【ゆっくり解説】双子のパラドックス!宇宙から地球へ戻ってきたとき歳をとっているのはどっち? - YouTube
この動画はわかりやすいといえばわかりやすい、ちょっと騙されている?という感じもする動画です。ただし最も簡単なパラドックスの解説かもしれません。
絶対に理解させる双子のパラドックス【相対性理論】 - YouTube
4通りとあるように、「あの手この手を使って理解させる」動画という触れ込み。
ローレンツ変換という高校物理で習う式を使って説明しています。
数式が出てきますが、高校物理と高校数学の範囲程度で収まっています。
② 一般相対論で解説しているもの
双子のパラドックスを一般相対性理論で解明!アインシュタイン方程式からきっちり計算するよ - YouTube
蒼月城さんという方の動画です。
天文界隈で蒼月城さんというと、PixInsightとかLRGB合成など、天体写真の現像の仕方をYoutubeで説明している人という感じだと思います。
私自身、天体写真の現像にはあまり凝らない人なので、蒼月城さんの動画はこの双子のパラドックスの動画を見たのが初めての視聴になりました。
この動画、「双子のパラドックスを一般相対性理論で解明!アインシュタイン方程式からきっちり計算するよ」と言っているだけあって、ゴリゴリの計算式でパラドックスが実はパラドックスではないことを示しています。
もちろん30分程度ですべての計算過程を示せるわけではありませんが、この動画を頭からおしまいまで見ると、ああこうやって複雑な式を簡単な式に変えて解いているのだとわかります。もちろん、式変形の全てを理解はできませんけどね。
一般相対論は宇宙を記述する理論です。
星を見ている者にとって、全容を理解するには遠く及ばないものの、理論から導かれる種々のもの、例えばブラックホールや宇宙誕生についてはことあるごとに勉強して、幾らかでも深い知識を持ちたいと思っているところです。

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