タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ⑭
バイク旅4日目。チャイニャートの宿からター・チン川を下ってアユタヤに戻ります。
舟橋です。見ての通り、橋桁の下側に空間がありませんので、大型船の航行を阻害しています。橋のたもとに建設工事の看板があり、橋は昨年できたばかりのようです。実に華美というか、現地で見ると派手な橋です。
舟橋なので、橋脚は「鋼鉄製の船」です。
現在、ター・チン川は出水期です。この日も台風11号の降雨等で増水しています。
奥側が「舟橋部」で、手前に2径間分のアプローチがあります。川の水量によって着脱するのかもしれません。
右手前に伸びるロープが張ってありますが、これで川の流れに抵抗しているようです。見た目、こんなので十分なの?というくらい細く感じます。
手前側に寺院があり、祝祭関係用の飾りつけ?
タイは曜日に色が割り振られており、火曜日がシーチョンプー、桃色です。火曜日生まれの人は、持ち物にピンクを一品入れると幸運になるそうです。
この橋、あるいは寺が、火曜日に何らかの由縁を持つのか? 寺全体がピンク一色など、意外とこういう色遣いは、タイに多いです。
橋にはつなぎ目がありません。すべて溶接で連結されています。
工場で橋を部分部分で組み立て、現地にて溶接で繋いだようです。
橋の形式はトラスです。規模感でいうと路面より上側のトラスだけで持ちそうです。
次に紹介する舟橋と見比べてみると、路面下部のトラスが主構造で、上側のトラスは設計者の意図としては単なる防護柵なのかもしれません。
橋詰は公園として整備されています。林の奥が寺院です。
熱帯のタイでは涼しく暮らす、くつろぐ工夫がなされています。ここも木陰になっていて、川風の中、涼みながらピンクの橋を見るわけです。
舟橋2橋目。丸い断面のロケットのような船に乗っています。いかにも応急橋という感じですが、2016年の架橋という工事看板が立っていました。
通行止めになっていました。
アプローチと主橋の角度が非常に急角度で危険な状態です、、、水位が上昇したからでしょうか。
桁は型鋼のようで、見た目随分とヤワでもあり、船の上に鋼材で幅広い橋脚を作り、張出した方杖で橋桁スパンを短くして構造を持たせています。
ここで紹介する一連の舟橋は狭い範囲に固まって架橋されていました。施策として当面、このような舟橋を作っていこうというのか、資金が溜まるまでの暫定橋なのか。後者のようにも思えますが、数年後また来て確認してみましょうか、、、
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