水面に出した腕の重みで沈む
言われれば理屈ですから、わかりますよね。
水に溺れた時、腕が水面に入っていれば、腕には浮力がかかるけど、
助けを求めて腕を水面から上に出せば、浮力は消え腕の重量しかかからなくなるので、
沈んでいく。
「腕の重みで沈む」という表現より、「浮力を失って沈む」という表現の方が、
科学的には正解っぽいですね。腕の重みは最初から最後までかかっているので。
ともあれ、ドラマなどで水に溺れた人が、「助けてくれー」と腕を振って呼びかけるの
は、不適切な演出ですね。
滅多に溺れるというシチュエーションには出会わないわけですが、仮におぼれかけた時、
腕を振ればいいんだなどと、頭の片隅に腕を振っている場面が記憶として残っていたら、
それで助かる命が助からなくなるわけですから。
例えば、クマに出会ったとき、死んだ真似をしても熊は襲ってきます。
今時、ドラマでこんな演出はないでしょうが、それと同じですね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。