タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

ウィルスと細菌

 改めてウィルスと細菌の違いを勉強し直し。
 以下に書くことは、もしかしたら日本だと、ワイドショーでさんざん、説明しつくされているかもしれませんが、、、

細菌とウイルス | 感染症の基本 | 一般の方へ | かしこく治して、明日につなぐ~抗菌薬を上手に使ってAMR対策~


 上記を読んでもあまり詳しいことは書いていないのですが、結局整理すると、
 細菌は細胞膜を持った生物で自分自身のみで生存しうる、
 ウィルスは細胞構造を取らず無生物、自身単体で生存/子孫を残せない。


 何となく習慣で、ウィルスについて、殺菌とか菌という言葉を使ってしまいますが、ことウィルスに関して言うと、細菌でも菌でもないので、これらの言葉は使ってはいけないようです。


 別な言い方をすると、アルコール消毒は非常に有効のようです。70%アルコール水溶液でも、細胞膜を持つ細菌だと5分程度は、菌を死滅させるためにはかかるようですが、ウィルスの場合、構造を保護する細胞膜を持たないので、ウィルスのたんぱくを直接アタックできるようです。


 細菌も含めた生物は、細胞内にDNAをもっていますが、ウィルスにはDNAはありません。あるのはRNAだけで、このRNAを人間の細胞に注入し、人間細胞をウィルス工場化することで、ウィルスを人間の体の中で増やし、また寄生した細胞を死滅させてしまいます。 


 この図は、以前、バイオンテックのmRNAを用いたウィルスワクチンを説明した時に使った図ですが、図が表しているのは上記のようなウィルス工場の説明ではありました。


 1月20日ごろ、中国武漢の研究者がCOVID19のゲノムをネット上に公開しました。このニュースを聞いた時、遺伝子情報という膨大な情報を随分と短期間で分析できたものだ、、、とある面感心したものですが、実際には、COVID19にはRNAしかなく、遺伝子情報も3万程度の塩基からなるだけらしいので、ああそういうことかと、納得。


塩基数等は日本ウイルス学会ホームページで確認/修正