タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ⑯

 ター・チン川の吊り橋2橋目。

 非常に立派な吊り橋です。


 画面右側、川の中の施設は「タンブン場」。手前側に寺院と小学校があり、寺院に参詣した人たちが、売店でナマズやドジョウを買ってここで放生したり、麩菓子などを撒いてエサをやる場所です。

 橋の名前はチャリムプラギエン
 治世50年を記念して
 タイ仏暦2539年シンハーコム、西暦に直して1996年8月


 前国王プミポン国王の治世50年を記念して1996年8月に架橋された、、、ようです。
 入り口の門は、いかにもタイらしいデザインではあります。

 仏様を上下2段に並べるのは如何なものか、、、と思いますが、まあ、ともかく、この橋は仏様に守られているわけです。


 日本だと、橋は「公」が架橋するもので、政教分離ですから、こんな感じのものはありませんが、タイだと、お馴染みな風景ではあります。

 桁は木製です。手入れがいいというか、25年程度は経過しているわけですが、維持管理は非常によいと思います、、、25年も経つと他の橋梁を見ると、木材は割れたり剥がれたりしますが、そういったものは見かけませんでした。


 昨日の橋と比べると、メインケーブルもハンガーロープも、本数が少なく、画面が非常にすっきりしています、、、これには別の理由があります、、、後程。

 歩廊部を抱え込む形で横部材を配置していて、これをハンガーロープで吊り上げる形になっています。また、この横部材から横にケーブルが張出され、耐風索(風揺れ防止)につながっています。

 ちょっと暗くて恐縮ですが、歩廊の下にケーブルが2条、橋軸方向に配置されています。
 多分、歩廊部分を数mごとのブロックにして、順次、陸地側からこの2条のケーブル上に設置し、その後、メインケーブルからのハンガーロープで吊る、、、という手順なのかなあ?


 両岸にワイヤーロープを張った段階で、幾分懸垂して下に撓み、さらに歩廊を載せれば下に撓むのでしょうが、メインケーブルからのハンガーロープ長を調整することにより、歩廊は持ち上がり、最初の写真で見るように、歩廊はほぼ水平状態になっています。この橋は下からも吊り上げられているわけですね。

 主塔から寺院/学校側を見ています。
 門扉がありますが、夜は閉じられるのかな?見る限り照明はなさそうなので、夜は危なそうではあります。