タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ⑰

 ター・チン川の吊り橋3橋目

 橋歴板によれば、2544年(西暦2001年)の建造。
 建設費は4百万バーツです、、、約20年前の4百万バーツですが、今の為替レートで1400万円。2001年ころのレートでも2000万円くらい。日本の感覚だと安すぎる、感じです。もしかしたら2000万円が公的資金で、地元の篤志家等がタンブン(寄付)しあって、出来ているのかもしれません。

 主塔に金文字で橋名が書いてあり、サパーン・バーンクワック・チャリムプラギエン.
 昨日の吊り橋と後半は同じ名前です、、、調べないといけませんが、チャリムプラギエンは前国王ラーマ9世に関連する尊称なのかもしれません。バーンクワックは辞書に載っていないのですが、クワックは正義とでもいう単語でなので、全体的に国王を讃える言葉が橋名になっているのかもしれません。

 ケーブルアンカーはとりあえずなにも文句はありません、、、タイ全土見ても、一番ちゃんとした部類のアンカーです。

 橋面を見る限りでは、端正というか、何も問題のなさそうな橋ではあります。
 ただよく見ると、ハンガーがちょっと変。

 メインケーブルとハンガーの取合部の写真です。
 一連の流れで見ると、ゴツイ半割の鋼材でがっちり抑えているのが当初のハンガー。
 U字ねじとプレートで簡易的に抑えているのが、あとから追加したハンガーのようです。

 ハンガーの下側の取合ですが、上の写真と見比べてもらうとわかりますが、当初のハンガーは丸鋼(錆びたもの)です。そして追加のハンガーはワイヤーで吊っています。


 丸鋼というか鉄筋棒で吊り橋をつっているの? 違和感を感じます。ハンガーって、風や活荷重で揺れると思うのですよね、、、揺れると鉄筋棒の下側の取合、ナットで締めていますが、ここが緩んじゃいそうですし、曲げも入りますよね。


 それがあってか追加ハンガーはワイヤーで吊って、取合部はピン構造で振動の伝わりづらいアイボルトに変えています。

 歩廊部はトラス状の外桁と、アングルの縦桁で補強された縞鋼板、そして横構で補強されています。


 桁下にはケーブルが配置されています、、、昨日の橋と同様、この橋も「下からも」吊られている構造になっています。