ワクチンの状況(2/9)
https://www.bloomberg.com/graphics/covid-vaccine-tracker-global-distribution/
全世界で1億3千4百万回、ワクチンが接種されています。これは1日当たり474万回になります。北米大陸とヨーロッパEUで接種が進んでいます。
上の表は、回数ではなく国民への接種%で並べ直したものです。
イスラエル、UAE、イギリス、アメリカの順は前回と変わらず。
第1位のイスラエルは国民の38.8%が少なくとも1回は接種を受けており、2回目接種官僚も23.5%となっています。
中国は国民の2.2%となっていますが、有効率50%のワクチンなので、実質は半分ですね、、、それでも1%強の人がワクチンによる抗体を体の中に宿しているわけですね。
現時点で世界73か国でワクチンの接種が始まっており、タイも今月中には開始されます。
上記はイスラエルでの新規感染者数の推移です。率直に言って「あまり下がっていませんね」という感じ。国民の4割近くが1回目の接種が終わっていれば、もっと劇的に下がるのではと思っていました。
アメリカの状況は、総接種数4300万回、1日平均147万人です。
アメリカの1日当たり接種量は頭打ちになっています。
細かいデータを見ると、ワクチン不足によるようです。各州に現時点で割り振られているワクチンの使用率は73%程度。これを各州が州内の病院等機関に割振りますから、実際は在庫ゼロの都市もあるわけです。
またユタ州やノースダコタでは使用率が100%を超えた州もあります。これは標準使用量で接種すると1パッケージで幾らか余るそうで、その余りを待っている人たちに接種しているので100を超えた形になるようです。
いずれにしてもワクチンの供給が追い付かない状況です。
現時点でファイザー系とモデルナの2種類が米国では接種されていますが、報道によれば2/26にFDA諮問委員会が招集されることになっており、議題はジョンソンエンドジョンソンのワクチン緊急承認可否です。前2社は2回接種で完結型のワクチンですが、J&Jは1回接種で完了、かつ特別な冷蔵を必要としないため、米国の田舎での接種が進むものを思われます。
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