タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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モルが変わった

2019年にモル(mol)の定義が変わったらしく、新しい定義は以下の通り
「物質量のSI単位であり、1モルには6.02214076×10の23乗の要素粒子が含まれる」


ちなみに、2019年5月以前のモルの定義は、
「12グラムの炭素12の中に存在する原子の数と等しい粒子を含む系の物質量」


 オヤッ?と思うわけです。
 1モルってアボガドロ数個の粒子の集まりのことじゃないの?


 今から半世紀近く前の化学の時間に習ったのはSI単位系云々は別として、上記でいえば2019年以降の新しい定義に近いものではなかったか、、、と思うわけです。


 Wikiを読む限りだと、1960年に従来の定義が決まったとのことで、小生の記憶は間違えであるようです。


 ただし、定義はどうであれ、高校の化学レベルでは、どちらの定義であってもほぼ同じことを言っているので、大きな問題はなさそうです。


 じゃあ何が問題で新定義を制定しなければならなくなったの?ということです。


 以前の定義だと、12グラムの炭素12の中に存在する原子の数としているために、高校化学で使う6.02×10の23乗というように、小数点2位で切ってもダメだし、6.02212076にしても近似値であるわけです。要するに実体のある炭素12に対して計測で求まる数値にすると、小数点以下数字をどこまで並べても近似値になってしまい、単位に求められる正確性が得られなくなるということだそうです。


 一方、2019年からの新定義であれば、6.02214076×10の23乗の要素粒子と定義しているので、これ以上小さい桁数まで数字を求めることも必要でなくなり、定義値として示せることになります。


 科学の世界では同様なことが他にも行われており、例えば1mは、当初は地球1周を40000kmとして、その1/40000を1kmとして決めたわけですが、地球は不変ではないし、きれいな球体でもないので、計測精度が上がれば上がるほど、真値を求められなくなります。
 今の1mの定義は、1983年に定められ「1秒の299,792,458分の1の時間に光が真空中を伝わる距離」だそうです。