超新星ハンター(73) 今年2個目発見
超新星は、大きな恒星が寿命の最後で起こす大規模な爆発のこと。
天の川銀河系では100-200年に一度、超新星爆発が起きているようで、通常の銀河だと、平均で50年程度に1回、見られる現象のようです。
天の川銀河系内で超新星爆発が起きると、「昼間でも星が光って見える」くらいの大きさになり、歴史書にも記載されることがあるくらい大きな、天文現象になります。
宇宙には膨大な数の系外銀河(天の川銀河以外の銀河)があり、仮にそれぞれの銀河の中で50年に一度、超新星爆発を起こしたとしても、母数がほぼ無限なので、宇宙のどこかで毎日のように超新星爆発は起きている勘定になります。
今回超新星が発見されたNGC3367銀河は直径85000光年ではありますが、1億2千万光年離れたところにある銀河なので、明るさは11.5等級。
このNGC3376銀河はフェイスオン銀河に分類され、銀河の渦巻きをちょうど上から眺められるような位置取りになっていて、大口径望遠鏡で見ればボアッと渦巻が見えます。
上の写真にあるように、超新星爆発が銀河の周辺部で発生したようで、銀河の中心部とは別に超新星の明るい光が観測できています。確率的にいえば銀河中心部の方が星の数が多く、超新星の爆発は比較して多くなりますが、爆発が発生しても中心部の光に隠れて、観測できません。そういった意味では、宇宙のどこかで毎日のように発生している超新星ですが、なかなか発見する機会には恵まれません。
板垣公一さんは73歳。発見した超新星の数は上記記事にあるように165個。
発見個数は世界6位(2015年時点)。
年間最多で10個くらい見つけているようです。
下の記事を見ると、直径60㎝(以上?)の望遠鏡を操って、超新星を探しているようです。
大変だな、、、私にはできない、そういう情熱はない、、、
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