レクイエム漬け
レクイエムと言えば「鎮魂歌」ですが、日本語の字面を見ると、湿っぽい、葬式の音楽
みたいな感じがします。
もともとキリスト教徒ではないということもあるのか、純粋に音楽として聴くと、
宗教音楽にありがちですが、ココロが洗われる思いがしますし、「勇壮」という鎮魂歌に
あるまじき感情を抱くこともあります。
実は、ほんのちょっと前まで、レクイエムと言えば「ヴェルディのレクイエム」だろ、
そしてカラヤンだろと、思い込んでいたというか、それしか聞きませんでした…多分、40年近く。
ヴェルディ - レクイエム 怒りの日/カラヤン スカラ座 - YouTube
上記ミラノスカラ座の演奏は1967年のもので、それ以外に1961年のベルリンフィル
ライブ録音のものがあり、いずれにしてもカラヤンの演奏を聴いていたわけです。
+++
レクイエムで音楽を引けば、モーツァルトのレクイエム、ブラームスのドイツレクイエム、フォーレのレクイエムと数々あります。
この際だから、総ざらい聴いてみようと、各人のレクイエムを聴いてみました。
ブラームスはいつものようにイマイチ、フォーレのものもちょっと合わないなと。
モーツァルトのレクイエムはいいですね。特にベームとカラヤン。
DJ Snake, Ozuna, Megan Thee Stallion, LISA of BLACKPINK - SG (Official Music Video)
モーツァルト 《レクイエム》全曲 カラヤン指揮/ベルリン・フィル(1961)
ベームはウィーンフィル(1971年)、カラヤンはベルリンフィル(1961)。
いずれにしても、もう50年以上前の録音。
演奏に古さを感じないというのは、60年代とか70年代のヨーロッパの苦悩みたいなものが演奏に反映しているからでしょうかね。
このモーツアルトのレクイエムは、英国BBC版、米国レナードバーンスタイン盤、仏版、どれもいいです。
ちなみに2019年のN響の録音もあります、、、録音状態、録音技術は比べることもできない
くらい優れているのでしょうが、違うわーという感じ。宗教曲というよりコンサート会場で聞く音楽という感じ。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。