チョットした実験
今朝SNSを見ていると月面のコーカサス山脈を撮影された方が投稿されていて、その撮影条件も添付されていました。
https://twitter.com/akirakobitosan/status/1632402964508999681
細かい表記/数字を追いかけていって気になったのが、
・Colour Space MONO8
・Frames Captured 4000(25%)
というもの。
私はいつもRaw16というColour Spaceで撮影しています。
Rawはカラー撮影時のデータを細部まで全て保存できる形式で、欠点はデータ量が大きくなるということ。
この方はMONO8ということで、白黒8ビットで撮影しているようです。
このところ、撮影に注力している太陽や月は、実のところカラー撮影する意味合いは少なく、白黒でも微妙な諧調さえ再現できれば、写真としてはそれでいいはずで、しかも撮影時間を短縮できそうです。
また驚くのは、Frames Capturedでキャプチャ(画像記録)されたものが4000枚という数字です。25%の主旨は多分、総撮影枚数4000枚で、上位25%の良像を1枚の写真として合成したということだと思います。
実に莫大な枚数です、、、撮影時間も膨大だったのだろうなと推察。
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朝から携帯パソコンを2台持ち出して簡単な実験。
パソコンは数年前購入のダイナブックと3か月前に購入したNEC再生パソコン。
天体カメラからPCへのデータ伝送はUSB3.0ケーブルで行われますが、肝心のPC側の端子が3.0対応になっていないと、伝送速度が落ちてしまいます。
NECの方は明確に3.0なのですが、ダイナブックは??で実際の速度を改めて検証
実験で分かったこと
・ダイナブックもNECもUSB3.0端子であった。
・1000枚撮影しPCに取り込む時間は1分40秒程度(毎秒約10枚の伝送速度)
仮に4000枚撮影するとして、MONO8で撮れば約6分間で撮影完了になります。
あまり長い撮影時間だと経緯台で自動追尾しているのでずれてしまう恐れがありますが、ほぼ許容の範囲内と思われます。
また4000枚の写真を撮影するとなると消費するメモリーは16GB。
ダイナブックは225GB-SSDを実装していて100GB以上の余力がありますが、NECの方は値段安めで購入したので112GB-SSDなので余力がありません。
従前、星雲星団を撮影している時には、一晩撮影しても数百MBで収まっていたのでメモリーには関心ありませんでした。
今後、バッテリー容量の関係もあってNECを電視観望の主力にしていきたいので、電脳ツッコムでSSDを補強しようかと思っているところです。
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