Φ120㎜ 太陽望遠鏡始動(組んでみただけ)
望遠鏡の取付位置で前後に動かしてバランスを取り、右に見えるウェイトを動かしてさらにバランスを確認します。この赤道儀に標準品としてついているウエイトは2個あるうちの上側のもの。これだけでは足りないので手持ちのウェイトをプラスしています。
このStar Adventurer赤道儀のおおよその最大荷重は5㎏。赤道儀を問題なく使用するのであれば3㎏程度まで焦点距離は300㎜までと言われているもの。現況、鏡筒その他付属物で5.5㎏程度、鏡筒の焦点距離は500㎜となっています。
バランスを取った後で軽く動かしてみるとスムーズに動いている感じはあります。
全体像。これは見るからにトップヘビーですね。概略、鏡筒が5.5㎏程度、赤道儀が7㎏程度。三脚はアルミ製ですので頭でっかち。
バランスがうまく取れているので、多少左右に持ち上げてみても転倒するようなことはなさそうですが、見た目はアンバランスですし、重心を下げておいた方が転倒事故確率は確実に減りそうです。
赤道儀と三脚の間に延長筒を入れていますが、これは手すり越しに星を見る時の仰角を確保するためです。現状太陽を見る場合、天頂近くから仰角が小さくなっても45度程度までの範囲なので、延長筒を取り除いても太陽観察には影響なさそうです。
通常の赤道儀だと、延長筒を取り除くと三脚とウェイトが干渉することがあります。
この赤道儀はウェイト棒の取付位置が2カ所あり、この場合ウェイト棒を斜め上方向に向けて取り付けているので、この位置でも干渉は生じていません。
構造力学的に安心して見られる姿になりました
太陽を見る場合の仰角は大体こんなものです。
実際の観察においては、望遠鏡鏡筒本体やカウンターウェイトが手すりと干渉しないことを毎度確認することになります。いかにバランスよく本体を調整しても、コードや本体が手すりに衝突して転倒する恐れがありますので。
なお太陽フィルターのDaystarQuark社によれば、この太陽観察用アイピースはΦ120㎜以下でF4-F9が対象となっていて、この鏡筒はΦ120㎜でF5なので適用範囲内。
でもまあ、太陽が出なければ見えません
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