近赤外で撮った月
近赤外領域で遠方銀河を見るシステムを構築中で、靄と月明りで霞む星空を相手に機材を調整、何となくめどが立つと中天に月。
銀河用に設定した画角がちょうど半月と一致していて、すっぽりと月がおさまりました。
今回の近赤外領域撮影では、640nmより長い一部可視光領域も含む赤外領域に高い感度を示すカメラを用いて天体を撮影します。
大気による散乱が減少するのでクリアな写真が撮れます。
画像はモノクロになります。
ダイナミックレンジの大きなセンサを使用しており、そのためか暗い部分と明るい部分の差が大きくなっています
20㎝のシュミットカセグレン鏡で撮影していますので、微地形が撮影できています
でもまあ、6㎝とか8㎝の小口径で見る月面とは大違いで、美女の肌を顕微鏡で見たような思いもあります
弁慶の七つ道具のような状況。
近赤外用カメラは現在使用のアプリでは使用できないため、新たに自動導入用の鏡筒(左上)を追加しています。
計4本の鏡筒を同架していて、カメラも3台使っています。
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