タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイの各家庭の負債 GDPの86.6%

カシコン研究センターの発表。
 2020年第3四半期、各家庭の負債総額が過去18年で最高になり、GDPの86.6%となったと発表しました。今後、Covid-19の影響で2021年には91.0%に達することもありえるとのこと。


 一般に、タイ人は将来のことを考えず、手元に入った金をどんどん使ってしまうと、多くの日本人がよくいい、書いたものを目にしますが、このデータはそれを裏付ける感じです。金がなければ借りてでも買うようです。


 タイのGDPは、2020年第2四半期で大きく減少し対前年比で△12.1%、上記記事の2020年第3四半期には△6.4%まで回復したと報じられています。
 分母すなわちGDPが回復しているにもかかわらず、分子すなわち家計負債が増加したため比率が増えたということになります。


 Covid-19により多くの人が収入が減ったと思われますが、消費が減っていないということでしょう。もちろん、消費が減ればGDPも減るのでしょうが、借金をしてまで消費を増やせば、利子が膨れ上がり破産へ一途なのでしょうね。


 参考のために、日本での比率は年年で変わりますが、実は日本でも急上昇中、それでも64%(2020年6月)ではあります。

日本 | 家計負債(対GDP比) | 経済指標