タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 30 チェンマイ青梅買出 ③

橋名  ฮาแหล่จะは辞書に出ておらず、Googleに任せると「Hahahahahahahahahahah」
  笑い声をそのまま橋の名前にしたようです
主塔間距離 85m程度 (Googleマップからのスケールアップ)

 主塔の両側に立派な金属製の看板と、手書きの看板があります。

 2012年にこの橋が補修されたときの趣意書。大学の学生(ボランティア)、地方政府、周辺村々などが協力して補修したというもの。


 数多くの橋を見ましたが、こういう「立派な」趣意書は見たことがありません。

 英語を読むと日本大使館とShakai MotoyukiによるAleaja 基金(Aleajaは橋の名前、80万バーツ)により建設された。この橋は一般用に仏暦2541年(1998年、平成10年)に建設されたもの。


 1998年当時の為替レートは3.2円/バーツ、現在が3.5円/バーツであり、過去20年間、日本の物価上昇はほとんどなかったことを考えると、現在価値300万円ほどで建設されたと思われます。

 対岸に設置された「解説板」
 下段は英語ですが、前置詞がうまくつながらないというか、漠然とは理解できますが、すっきり意味が通りません。


 いずれにしてもShakai Motoyukiという日本大使館に縁のある人物が80万バーツを寄付して建設されたようではあります。

 国道側に続く道。まさに踏み分け道です。

 主塔の端から橋が始まりますが、この地点で橋は吊られているだけなので、左右に揺れます。それを防ぐためもあり、手すり最上段に太いケーブルが通っていて、主塔下で固定することにより左右の揺れを止めています。

 吊り橋は一般的にいえば、柔らかくよく揺れ撓む橋なので、釘を打っても抜けてくるようです。足を引っ掛けると躓きそう、、、なので、注意深く歩を進めます。

 向こう岸の川べりは、親水的な空間になっています。Googleマップを見ると水遊び風景が投稿されています。


 吊り材は鉄筋丸鋼です。手すりの倒れ防止に、腕木が出ていて、これが吊り材に溶接付けされています。構造的には「どうかな?」という感じ。
 ∵ もともと吊り材には、衝突時の荷重など見込んでいないので。吊り材を押し込んで、吊り材の上部or下部が外れてしまいかねません。

 橋はケーブル吊られているので、当然真っすぐですが、敷かれた板材がうねっています。
 構造的にどう、というわけではありませんが、不安感が助長されます。

 主塔の柱材は上に向かって内側に倒れています。主ケーブルから吊り材を真っすぐ下に吊り下げるための措置ですが、タイではあまり見ない設計です。

 向こう岸から手前岸を見ています。

 吊り橋の写真を多く撮りますが、こういったアングルで撮れるのは稀です。
 橋の下が水遊び場として使われているため、橋の下に容易にアクセスできるから可能となりました。

 この橋は総じて揺れが少ないです。


 歩廊裏を見上げた構図ですが、橋軸方向に4本の縦桁が通っています。もちろん、橋全体で1本ものではなく、途中で掛け違いながら、かつ、吊り材の横桁で支えられながら、軸方向に通っているので、比較的長い区間、歩廊は縦桁で支えられ一体として挙動するため、バラバラに挙動することはなく、揺れが少ないのだと思われます。