タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ国内旅行 31 マレー半島中部 ㉔

Chulachomklao Bridge 

スラタニから20㎞ほど、タイ国鉄南本線の橋梁です。前回のカオソック行でも立ち寄った橋です。

 現在は鉄道橋としては現役、道路橋としてはバイク+歩行者のみが通行可。
 橋の由来が書かれた看板があり、事前に入手していたWiki よりは詳しく、橋の由来がわかりました。

 1939年に日本軍はタイに侵攻。マレーシア、シンガポール方面への基幹輸送路になりました。日本人はほとんど忘れているというか、知りもしないでしょうが、こんな写真が残っているのですね。

 日本は制空権を失っていたので、1916年に開通した旧橋は、連合軍の格好の標的に。

 1953年に旧橋同様の鉄道道路併用橋として再開。英語ではリノベーションといっていますが、ほぼ作り直しのようです。

 前の写真と比べてもらうとわかりますが、道路側のトラス材だけ、高力ボルトで増し板がなされています。鉄道が蒸気機関車⇒電気機関車になって荷重が軽くなったのに、道路が車両の大型化重量化で荷重がキツクなり、道路側のトラス材だけ補強されたようです。

 橋門構(左右のトラス部材を繋げる一番端っこの天井部材)をみると、建設当初のリベット接手(左手)と、高力ボルト接手(右手)が混在しています。
 鉄道の高さは一定ですが、道路車両は過積載等があり、天井部分の橋門構に衝突した結果、付け直されたようです。格点の接手だけでなく、部材も高力ボルトで組まれています。

 鉄道の縦桁をトラス下弦材と繋ぐ横部材。ほぼ破断状態。この上に排水管が通っていて、漏水による局部的な破断のようです、、、まあ二次部材なので、メンテナンス担当も放置しているのでしょう、、、

 前回訪れた時、側面に見える半円形の部品の意味がよくわからず、再訪でアングルを変えて写真撮影。

 どアップの写真を撮りましたが、依然として、よくわかりません。
 ただしわかるのは、半円形部材は下鋼板とがっちり溶接されていて、これ自体が、回転等することはなさそうだということ。