タクシーの行灯のところに、「ワクチン接種済み」と表示するタクシー

　バンコクでは公共交通機関の関係者、航空業界、国鉄、バス、タクシー等について、先行的にワクチン接種を行っています。

　その中でのお話。

　運転手の気持ちはわからないわけでもありません。
　Covid-19で多くの運転手が失業状態に追い込まれ、一日の稼ぎも、300-500バーツ程度だとか。

　SNS等を見る限り、日本人駐在員さんたちは料理屋さんからの宅配を使っているようですし、通販も盛況のよう､､､外に出て食べる、あるいは買い物をするということは確実に少なくなっているようです。

　そういう状況下で、ワクチンを接種したから安全です､､､とアピールする気持ちそのものは､､､

　でも、タイは国の方針で、なるべく早く、国民の多くに1回目のワクチンを接種させようと、ワクチンの接種間隔を16週に伸ばしました。

　その意義は、1回でもワクチンを打てば、体の中に幾らかでも抗体が出来、仮に感染しても重篤になることが避けられるのでは､､､という意図のようです。

　1回打ったからと言って、感染しないわけではなく、ウィルスを拡散しないわけでもないわけです。

　ワクチン打ったからもう大丈夫と、酒盛りを始めたなんて言う話も伝わっています。

　まあ、SNSや動画配信サービス等で、有象無象のよからぬ知識をため込む人たちも考え物ですけどね。