ケーンクラチャン、世界自然遺産登録
英語の記事概要にもありますが、「ケーンクラチャン森林」とあり、「ケーンクラチャン国立公園」ではないようです。
この記事、リストに載るとあり、それがイコール世界自然遺産なのか?という問題はあります。タイでは同様なことが、ブリラムやペチャブーンのクメール遺跡で起きており、委員会のリストには載ったけど歴史遺産としてはまだ承認されていない状況です。
リストに載ってから、ユネスコが正式に現地調査をして、世界遺産としてふさわしいか審査し、すべてをクリアしてから承認、、、となるのではないかと思われます。
タイで最初に自然遺産に登録されたカオヤイ国立公園も、中心部にゴルフ場やホテルがあり、結局これらは撤去されましたので、、、
また、「ケーンクラチャン森林」とあり、「ケーンクラチャン国立公園」でないところも怪しそうです。
ケーンクラチャン国立公園は、ビルマ国境沿いも含まれ、県もペチャブリー県とプラジュアップキリカーン県の2県に跨ります。ビルマは以前から政情が安定しない国で、前々からビルマ側からの越境難民が園内に集落を構えていました。
タイの黒歴史で、詳細は明らかになっていませんが、ビルマの軍事政権とタイの政権は歴史的に親和関係にあり、現在の国立公園として設定されているエリア内で、難民部落を焼き払うなどをしているようです。
ここからは推測ですが、多分、国立公園のそういった負の歴史を持つ地区を外して、承認を受けるのではないかと思われます。
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