橋の上に飾りを載せた橋 ラヨーンの橋①
前回10月3日に訪れt時、橋としては完成しているものの、まだ供用していなかった橋
橋の手前側の道路に車を止め、多くの人がマングローブ林公園内に入るアクセス橋として
利用していました。橋へはパタヤから1時間、日の出前に到着しました。
明るくなってからの全景。
橋はトラス構造で透過性があり、かつ塗色も自然になじんでいます。
構造に何も寄与せず、逆に悪影響は種々考えられそうなトップヘビーなお飾りを載せた
他に例を見ない橋梁景観です。
600m遠方から眺めた図。設計者はこういう視点を考えたのかな。
構造としては透過性がありながらも、景観としては異様な感じのみ。
これ細かく見ていくと、鋼管同士の芯が合っていません。
デザイナーのラフな絵をもとに、製作者が現場合わせで組んでいったみたいです。
ただし、現場合わせにしても、鉛直とか水平が出ないデザインなので、
大変だったろうな、ご苦労さんです、、、としか言えませんね。
橋面への入り口部分。
背の低い人ならまだしも、小生のように身長180㎝だと、頭がぶつかります。
飾りの根元の部分で、これは隣接の別の橋梁の写真です。、、、以下、異常に専門的です
H鋼の上に飾り部材の足の部分を開先を取って隅肉溶接しています。
H鋼のフランジ部分が逆ハ形に曲がってしまったように見えます。
溶接部の収縮で曲がったのでしょうか。
横桁はフランジを切って、主桁のフランジ側面に溶接しています、、、無茶。
それにしても横桁の表面ボロボロですね、どうしたらこんなに劣化するのでしょう?
一応、轍を踏まないということで、こちらの新しい橋では、H鋼の端部に板を溶接し、
H鋼に変形が出ないようにしています。
タイだと地震はありませんが、海岸べり(海岸線から450m)の橋で風はきつそう。
風でお飾りが揺れ、根元溶接部が疲労で切れてしまいそうな感じだけ、、、
パタヤから近いし、鳥もいるので、経年劣化を追いかけて行きたいと思います。
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