タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

塩税、導入延期

 タイ政府は、今年度の塩税導入を見送ったとのこと。


 塩って、食生活に欠かせないものであり、塩に税金を掛けると、記事の写真にあるように
調味料のほとんどに税金が掛ることになります。


 見送りの主旨としては、Covid-19蔓延による経済後退で、現時点で増税はやめておこう、、、というものと説明されています。


 塩税については、日本でも存在したことがあり、世界的にも歴史的には存在した税制で
す。でも、税金の形態としては古いもので、世界的に塩税が残っている国、、、ほとんどない
と思われます。


 そういう状況の中、なぜタイが塩税を実施しようとしているかというと、国民の健康を慮ってとのこととされています。


 タイの塩分摂取量は、WHOが推奨している上限値の2倍だそうです。


 タイ飯は塩分を大量に使っています、、、屋台で調理する所を見ると、塩分の塊であるナン
プラー(魚醤)のプラスチックの瓶をギュッと握って、ピュッと入れています。屋台では一
人分を頼んで作ってもらうわけで、ピュッといれて大さじ1杯くらい?


 タイ料理は、調理されてテーブルに料理が運ばれてから、タイ人自身でさらに砂糖やナン
プラー、粉唐辛子を追加しますので、合計何杯のナンプラーが入っているの?という感じ。


 ちなみに、ナンプラーの塩分は大さじ1杯あたり3.3g。日本の薄口醤油で2.9g、濃口醤油
で2.6g。
 
 ということで、塩税は、国民の健康のため、塩分の使用を抑制することと説明されていますけど、どうなんでしょう?、塩税でナンプラーの使用が減るのかな?