おめめ おてて かににさされた
乳幼児がどうやって日本語を覚えるかという回。
日本語の特徴として格助詞、は、が、でという「区切り」があり、格助詞の前の言葉が「単語」として区別できる、、、そうやって乳幼児は単語の知識を増やしていくのだという説
「おもちゃがある」の場合、「が」の前にある「おもちゃ」が一つのまとまり、単語として理解していくということ。
この格助詞を区切りにしていく覚え方だと、1音の単語を覚える作業に混乱が生じます。
手とか目などの1音節の単語です。
1音節だから格助詞ではないか?と乳幼児は混乱してしまい、「て」や「め」の1音節単語を単語として認識できなくなるという理屈です。
そこで工夫されたのが、「おめめ」、「おてて」などの幼児語です。
3音節にするとそれで、音節として理解できるようになるということです。
屁理屈のような感じですが、同様の理屈で説明される次の例で納得。
「蚊に刺された」とき、「かににさされた」と子供は言います、、、私もいまだにそう言ってしまうことがあります。
乳幼児は、「か」という音を聞いて、一音節の単語は日本語に少ない、だから「か」ではなくて「かに」でひとまとまりの単語なのだろうと理解してしまい、「に」という格助詞をもう一つ足してしまって、「かににさされた」と言ってしまうのだろう、と。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。