どの県もCovid-19は、Endemic基準を満たしていない
タイでは、Covid-19をEndemicに見なさせるかどうか、ここ数か月、議論が続いています
Endemicを改めて辞書で探すと、日本語だと「風土病」になり、しっくりきません。
意味合い的には、医療公衆衛生で、ある感染症が一定の地域に一定の罹患率で、また
一定の季節に繰返し発生すること。エピデミックよりも狭い範囲で比較的緩やかに広がり、
予測の範囲を越えないものをいう、、、そうです。
類型を探ると、季節性のインフルエンザみたいなものになるのでしょう。
日本でのニュースを見ると、「5類感染症」に見なせるかどうか、議論がなされている
ようですが、ほぼ同じ議論のように思えます。
タイでのEndemic基準として、
その地方の人々が、
・60%以上の人が3回目のワクチンを接種している
・60歳以上の高齢者の60%以上が3回目のワクチンを接種している。
・60歳以上の高齢者の80%以上が1回目のワクチンを接種している
だそうです。
タイのワクチン接種の現状
・1回目ワクチン接種、80.8%
・2回目ワクチン接種、73.4%
・3回目ワクチン接種、36.8%
タイでは自前で用意しようとしていたアストラゼネカワクチン供給が十分に行えず、アストラゼネカ1回で、行動制限を緩和した経緯があり、1回目接種以降、2回目接種を行わない者が多くいます。
また3回目は、当初、シノバック/シノファームを接種した者を優先に接種させた経緯もありますが、それでもまだ36.8%。
ソンクラーン休暇の前に、高齢者を中心に、3回目ワクチンの接種率を15%ほどupさせる
のだ、、、という政府の号令がありましたが、どうなったかの報道は無し。
タイ政府としても、「全額公費負担」でのCovid-19対策に財政上の大きな負担を感じて
おり、一刻でも早くEndemic宣言をして、国家財政を立て直したいのでしょう。
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