タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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スリランカ 有機農法を目指していた?

 「有機農法」って、耳障りのいい言葉ですよね。
 私なんか、農業経験ゼロですから、有機農法=健康に良いとすぐ教宣されてしまいます。


 スリランカが国家として破綻したというニュースは目にしており、住民が大統領官邸に
押し入り、強奪している映像も見ています。


 国家財政が破綻し、外貨がつき、海外からの燃料供給が途絶えた、、、わけですけども、
その前段で、この国は大きく揺れていたようです。


 スリランカは「有機農業の普及を目的」に化学肥料の輸入禁止をしていたようです。
 全面禁止は半年ほどだったようですが、その後も、部分的に継続中だったようです。


 スリランカと言えば、紅茶ですが、生産性低下で大変だったようです。


 では、スリランカ政府が真剣に有機農業の普及を目的として行った施策だったのかという
と???のようで、海外からの化学肥料の輸入で外貨が流出することを防ぎたかったのだろうと、上記記事から読み取れます。


 日本でも有機農法の野菜を食べることはできますが、素人的に考えても、
・化学肥料を使わないとして、肥料を全く使わないの?あるいは使うとして牛糞?人糞?
・虫がついたら一つ一つ人間が取り除くの?
・雑草取りが大変でしょうね、
 と。


 結局、生産する段階でコストが跳ね上がり、割高な野菜となるわけです。
 お金がある人は割高でも健康的で安全と言われる野菜を食べればいいのですが、
じゃあお金がない人はどうなるの?
 翻って日本で販売されている化学肥料使用の野菜は危険なの?食べてはいけないの?と。


 日本で有機農法を声高に叫ぶ人がいますけど、有機農法がよいと思えば、そういう野菜だ
けを買って生活すればいいわけだし、有機農法の方向が支持されれば、需要が増え供給も増えるだけですよね。


 タイで私が食べている野菜に比べれば、数等倍、日本の野菜は安全だと思いますけども。
 タイの野菜にはアヒルや豚の糞で育てた野菜がありますし、結果としてギョウチュウが潜んでいます。


 まあ何事も、程度の問題ですよね。