いささか旧聞すぎる話題ですが、20バーツ/ビニールコート紙幣です。
　上が新ビニールコート紙幣、下が従来品。

　紙幣で最も頻繁に使われるのが20バーツ紙幣であり、紙幣の痛みが著しいので、先行的に
20バーツ紙幣のみをビニールコート化したとのことでした。
　
　左側に透明透かしがあり、折り曲げても折癖が付きにくい感じはあります。

　私自身、ベトナムでビニールコートは使い慣れており、溶けてなくなるような5千ドン、
1千ドン紙幣に比べ、使い勝手がよかった記憶があります。
　ただし、如何にビニールコートとはいえ使い続ければ、色落ちとか、白濁化みたいな現象
はあり、小額紙幣の中には随分とヘタったものもありました。

　ベトナムではビニールコート紙幣を製造する技術はなく、当時は、オーストラリアから
紙幣を輸入していました。タイの20バーツ札はどうなのか､､､情報はありません。

　タイでは偽札の話題に事欠かないので、いずれは全紙幣、特に高額紙幣は、ビニールコート化されるのでは、と思います。