タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

首相を追われても暫定首相になれる

 現在の首相の任期は8/24までで、現在、野党勢力から憲法裁判所に、首相の任期である
8年を超えて現首相が首相の座に残るのは憲法違反であるという主旨の上訴がなされて
いて、この件についての憲法裁判所の判断は8/25になされると報道されています。


 下の説明に移る前に、首相最も短く8年間をとると8/24なのですが、最も長くとると
2027年6月まで延びるようです。憲法裁判所の見解も、任期だから退任せよから、任期は
8年だけ、でもやめるのは今日じゃないよ、、、までいろいろと想定されているようです。


 では、8年目が8/24としても、のお話です。


 政府の法律最高顧問は、仮に憲法裁判所が任期を越えての首相在任が憲法違反であると
判断しても、現首相が内閣を去ることはないだろうとしています。
 現首相は国防大臣を兼ねているので、国防大臣として内閣にとどまるということのよう
です。ただし、話はそこで終わりません。


 現在の法律では、首相が辞任した場合、暫定首相を内閣が指名しますが、これは副首相
から選出されます。現在、副首相は6名いますが、仮に6名の副首相全員が首相就任を固辞
した場合、内閣の他の閣僚から暫定首相を選ぶことになるようです。


 他の閣僚には国防大臣も含まれるので、結局、現首相が暫定首相として引き続き政務をとるという状態も、法律上では可能とのこと。


   記事は、Politics is the art of the possible 政治は可能性の芸術であると締めくくっています。