象観光ツアーで落下事故
パタヤ近郊のゾウ観光園でのこと。
71歳と85歳のアメリカからの女性旅行者と、73歳のゾウ使いが乗ったゾウが、
ゾウ観光の終点で客を下ろす際、別のゾウと接触し倒れ込んでしまったとのこと。
旅行客が負傷し、ゾウの方は別条なかったとのこと。
よくありそうな事故ではあります。
これが欧米系のSNSでは大きな騒ぎになっているとのこと。
パタヤではイルカのショーとか、観光トラ園が運営されていて、これらとともに、
野生のゾウを飼いならし、観光ネタに使うことが非難されています。
欧米では、イルカショーについては、「高度な知性を持つ」イルカに苦痛を与えている
のでは?との意見で、廃止される動きがあります。
タイではトラ園が順次、廃止されています。
一つにはCovid-19で観光客が減少し、経営が厳しくなったということですが、
哺乳類であるトラを狭いゲージに入れて、ストレスを与えているというのが理由であり、
実際は生肉を与える必要があるなどコストがかかり、押しなべて劣悪な状態でトラたちを
飼育している状況があり、タイ仏教の慈悲心的に見て非難されているからのようです。
タイは歴史的にゾウを家畜として飼育し、戦闘時の乗り物とか物資の運搬に使用した
歴史があり、現在でも「ゾウ使い村」みたいな形で生業としている人たちがいるので、
一律、ゾウが可哀そうだから自然に戻せと言われても、従えない現状があります。
また、ゾウの棲み処も、1970年代からの森林開発で少なくなってきています。
タイ人自身、ゾウをこよなく愛していますから、
観光ゾウ園は無くならないとは思いますけれども、、、。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。