昨晩の星見
パタヤが乾季入りするまであと1か月。
毎晩の星空チェックだけは欠かさず行っており、昨晩も11時過ぎ、2時過ぎ、4時過ぎと、目覚めたときにバルコニーに出たり、雨雲レーダでチェックだけはしています。
4時段階で雲を通して木星が見えましたが、雲の多さで望遠鏡を出すこともせず、強い南風が吹く中、バルコニーでぼんやりとシートに寝転びながら、夜の雲を見ていました。
前回6月の一時帰国の際、フォーサーズ型天体カメラを持ち返ったため、4月一時帰国での持帰り機材を組合わせると、この北アメリカ星雲をパタヤから撮影することが可能になっています。
ただし、現在は雨季で夜空に星が見えることが稀で、また8月頃に機材故障が判明し、再度、機材がそろうのは次回の一時帰国以降になります。結局、フォーサイズカメラを使ったのは1晩か2晩。
NGC7000北アメリカ星雲は全体に赤い星雲なので、都市光をカットしてHα領域の波長を通すフィルターを掛けることにより、こんな感じで写るはずです。
10月中旬以降、パタヤが乾季になれば、星空が出てきますし、300㎞先のカンボジア国境辺りまで星見に遠征すれば、それこそ真っ暗な空が広がります。
上の写真はM45プレアデスですが、これは青い色の光を通すフィルターでパタヤでも撮影できるはずです。
IC1805ハート星雲。通常は右側だけをハート星雲と呼ぶようです。
これは焦点距離180㎜の画角なので、上記プレアデスと同じ機材を使えば、
ハート星雲のみが画角一杯広がることになります。
網状星雲。
4月に持ち帰った惑星用カメラだと左右に広がる超新星爆発の残骸のうち、片方しか画角に収まらなかったのが、6月持帰りのフォーサーズだと両側がキッチリと収まります。
また9月にはカメラレンズを持ち返る予定ですが、これを用いると惑星用カメラでも全景が収まります。
写真の画角はカメラセンサーサイズとレンズの焦点距離2つの要素で決まります。
お馴染みのオリオン座馬頭星雲とM42オリオン大星雲です。
これら冬の星座は、夕方、北東の空にもう出ています。
10月になれば、雨季⇒乾季の移行期になり、星空が見えることもあるでしょう、、、と期待
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