プラネタリウム App Stellarium ステラリウム
ステラリウムには私の知る限り3種類の形態があり、これはiPad版。
イメージとしてPCバージョンの方が詳細設定でき、より詳しい情報が得られるあるいは情報が得やすいと考えていたところがあり、iPad版を見やすくする努力を怠っていました。
北天が見える27階への遠征を今後しようとすると、iPad版ステラリウム頼りになるので、ガッツリと私用にパーソナライズしました。
これは日没直後の南西方向の空。夏の銀河が地平線に沈み込もうとしている図。
ステラリウムは、当初何も設定しなければ見える目ぼしい星が画面に出るだけです。
ここでは、
① 画面右に将棋の駒のような形をしたへびつかい座が見えています。星座の線と星座名を表示するようにしました。
② DSO(深天体)モードというものがあり、これを設定すると画面内にMとかNGCなどの著名な星雲/星団/銀河が表示されます。
私の観測対象は深天体なので、これらが表示されるようにしました。
M20とM8を画角に入れたところです。
星図を見ていても、どの範囲を見ているのかがわからないときがあります。
左は四角い赤い線、右は赤い円が書かれています。
左は望遠鏡に天体カメラを付けた時の画角、右は双眼鏡の画角が示されています。
指でピンチイン/ピンチアウトすれば画面に示される範囲が変えられます。
カメラを変えた場合とか、接眼レンズを付けて目で見る場合なども設定済み。
左側にはオリオンの三ツ星が写っていて、斜め左下にオリオン大星雲があります。
通常、星図で見るとこの向きに描かれています。
ところが屈折望遠鏡で見ると、右のような上下逆さの倒立像になります。
従来だと星図を上下ひっくり返したり、頭の中で星の位置を変えるなど大変でした。
ステラリウムには「フリップビュー」というボタンがあり、フリップビューで上下を指定すると、右図のような上下が入れ替わった表示に変更されます。
同様に天頂プリズムを使うと鏡像(左右が入れ替わった像)になりますが、この場合もフリップビューで左右を指定すれば鏡で見た配置にすぐ変わります。
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上記は電視観望をする際の目標天体検索とか、画面上でどう見えるかの支援機能といえます。
現時点で使えていない機能として、ステラリウム上から望遠鏡を操作することです。
仮にこの機能が使えるとすると、ステラリウム上で見たい星雲を探していき、気にいった星雲が見つかったら、指でタッチして望遠鏡をその星雲に向けることができます。
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