タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ南部での列車爆破(2件)

 マレーシア国境に向かうタイ国鉄線で2回目の爆破があり、1回目の爆破で壊れた鉄道施設を復旧中のタイ国鉄職員3名が爆風で飛ばされ重傷を負ったとのこと。
 爆破があったのは前回の場所から200mの場所。


++++実は以下の記事をまとめて、完成と思い推敲をしていたところ、上記の2回目の爆破に関する記事が流れ、アタフタしたところです。

  タイ国鉄南線、マレーシア国境に向かう路線で、線路に仕掛けられた爆弾が爆発、貨物車両が横転転覆。
 タイ国鉄職員によると、爆破で深さ2mの穴が開いたとのこと。
 幸い、貨物列車であったこと等もあり、負傷者は無し。


 事故そのものは12/3に発生していて、12/6現在の記事を読むとまだ現地には車両が横転したままで、線路自体は復旧していて、車両撤去作業等は続行中のようです。


 タイでは深南部と呼ばれるタイ南部3県と、今回爆発事件のあったソンクラーの一部では、ムスリム過激派による独立運動があり、線路の爆破であるとか、主要幹線道路での爆破、商店/ガソリンスタンドの放火など、多くのテロが発生しています。


 ただし住民はこのようなテロが日常化しているためか、住民たちが何事もなかったかのように駅に集まり鉄道を利用しているとのこと。


 爆弾テロは、タイ政府の威信を傷つける事であり、タイメディアも率先して報道するという体制にはなく、多分、日本でも報道されることはないと思います。


++++
 歴史的には、ウクライナ-ロシアの関係に近いものがあります。


 もともとムスリム(=イスラム教徒)系の王国があり、タイがどさくさに紛れてタイに併合してしまいました。理由としてはその地域にタイ人が多く住んでいて、仏教徒が迫害されているという理由。タイはいったん併合すると、現地住民を強制的にバンコクに移住させたり、逆にタイ人の植民を奨励しました。
 これはタイ南部に限らず、東北部ではラオスとの国境を侵す形で領土を拡大しています。


 ウクライナ戦争も、ロシアの大義名分は、ウクライナに住んでいるロシア人の保護が名目。また同じ理由が満州国樹立や朝鮮半島への介入の理由になっています。