タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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シアン化合物連続殺人犯 7か月の早産 死因鑑定を要請

 途中から事件の内容にうんざりして、何人殺害したのかわからなくなっていますが、とにかく、タイの犯罪史上最多人数をシアン化化合物で殺害したとされる通称「アム」容疑者。
 
 タイの刑法では子供がいる女性は死刑判決を受けても死刑を執行されることはないという条項があります。


 容疑者アムは6月に警察に拘束され拘置所に収監されていますが、収監時点で妊娠中とのことで、仮に裁判中、あるいは判決後に子供を出産したとすると、子供の生後1年程度は子供の養育のために刑務所・拘置所から出て子供の養育ができたようです。


 またその養育期間が過ぎても、死刑犯は死刑を執行されることなく、子供との面談の機会が与えられ、日本でいう無期懲役のような形になるはずでした。


 記事によれば、アム容疑者は7か月の早産で、結果として流産、乳児は死亡したようです。アム容疑者は身体的な痛み等を与えられ結果として流産してしまった。過去に遡って監視カメラの内容を確認して、流産が当局の不適切な扱いであったことを証明してほしいと訴えているとのこと。


 タイの警察制度、拘置所の状況など、伝え聞く限りにおいて、劣悪な環境のようですし、流産もその条件下で必然的な結果だったのかもしれません。


 ただし、15人以上の殺人を行った人間が、逮捕された後で子供が生まれたからと言って、刑を免れるということも釈然としないこと。


 ニュースで見る限りですが、容疑者は被害者に直接、シアン化合物入りの飲料などを手渡すなどし、被害者がそれを飲んで苦しんでいる最中に金品を奪い(防犯ビデオあり)、オンラインギャンブルで1日500万円近くを散財することを繰り返していたわけで、妊娠も罪を逃れる手段だったのではないかとする報道もあったほど。


 流産は不幸なことですが、仕切り直しで罪を贖う機会が与えられたわけで、面倒な前提条件が無くなったことは、被害関係者にとっては朗報ではあります。


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 バンコクには極悪人の死体を展示する博物館があります。
 今の時代、死刑になったアムの死体が博物館で飾られるようなことはないでしょうが、、、