惑星状星雲セッティングでの自動導入
望遠鏡と天体カメラを換えて画角がどうなるのか、オリオン座馬頭星雲で比べてみたものが以下のもの。
従前、星雲を撮影した時点での望遠鏡と天体カメラセットでの写野が上記
望遠鏡:Φ72㎜ L=400㎜
カメラ:ASI533MCP
先日来、惑星状星雲を観望/撮影するためのセッティングが上記
望遠鏡:Φ102㎜ L=714㎜
カメラ:ASI662MC
こうやって比べてみると、明らかに写野が狭くなっている=拡大率が上がっていることがわかります。
望遠鏡制御コンピュータが覚え込んでいる星の座標情報をもとに自動導入するわけですが、無制限の数の星の位置を覚えているわけでもなく、写野が狭くなり比較検討する星の数が少なくなれば、自動導入しずらくなるのは、ある面理解できます。
ちなみに、次回日本一時帰国で持ち帰る機材を使った場合、8月以降はこういう画角になります。だから今回設定程度で自動導入できないのは非常に困るわけです。
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ここ数晩、トライアルしても依然として惑星状星雲を見るセッティングで自動導入できていませんでした。
理由として考えられる点として、
・写野が狭くなり検知する星が少ない
・空そのものが薄雲で検知できる☆の量が少ない
・ここ数日強風で、写野内で星像が安定しない
・惑星状星雲を撮影するためにHα輝線のフィルタ(QBPⅢ)を使うので星が暗くなる
最後の太字を見落としていました。
次回は、太字を念頭に対応策を行って再チャレンジする予定です。
なお検討で使ったサイトは以下。
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