下田中将への死後叙勲
タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道。
完成間近の鉄道路線の視察に向かった下田陸軍中将が鉄道沿線で撃墜.
叙勲の手続きは外立中将という人と同時。同じ撃墜事故で亡くなったのか、別途なのか不明ながら、戦死とありますし中将クラスがそう軽々に戦地で亡くなることはないでしょうから、撃墜された飛行機に同乗していたような感じもします。
陸軍省として両将に対して死後叙勲を求めたという文書があり、フェイスブックの泰緬鉄道のグループから読めないので訳して欲しいという依頼があり、サクサクッと訳してあげました。
こういう文書って、出回るものなんでしょうか?
左)表紙
右)内閣総理大臣が裁可を求めたもの
宛先は宮内庁です。文書にはありませんが昭和天皇に裁可を求めたもののようです
下田中将に対して従四位 岩立中将に対して従五位が相当と、陸軍大臣東条英機が文書を作成しています
左側1枚だけが陸軍省作成の文書で、戦時下で通信状況が悪く、死後、日にちが経ってしまったが叙勲の手続きを望むという主旨の文書
宮内庁からの下達文書。
戦死扱いとなるため、位階を一つ上げて位を授けるという陸軍大臣あての文書
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