シリウスBチャレンジ
今晩のターゲットはシリウスB。全天で太陽の次に明るいシリウスはシリウスAとシリウスBという連星です。シリウスAは-1.1等級で、シリウスBは8.4等級。
主星であるシリウスAに近くこれがあまりにも明るいので光として分離できなく、俗に「シリウスBチャレンジ」というくらい、アマチュア天文家としては難易度の高い対象になっています。
シリウスBは2021年~2024年頃において、地球から見たとき主星(シリウスA)から最も離れて見える時期を迎えます。シリウスBを見るのなら今しかない、、、50年ぶりの観察好機となっています。
筒先にバーティノフマスクという干渉縞を発生させるカバーを付けて、シリウスのジャストピントを狙います。
昨日から稼働を開始している電動フォーカサーでちょっとずつピントを動かし、こんな感じの干渉縞が見えばその位置が合焦位置。
3本線が見え、かつ左右がバランスよくなるのが目指す位置なので何度か行ったり来たりしました。
普通に見るシリウス。
シリウスAが明るすぎるのでシリウスBが消えてしまいます。
これで空が良ければ、ポツンとシリウスBが分離して見えるはずなのですが、、、
露出時間をどんどん落としていくと、シリウス周りにニュートンリングが見えてきます。大気がプリズム代わりになっているわけですが、何となくぼやけて見えるのがシリウスBの光かな、、、
午前2時から4時半まで。
シリウスはベランダの東側から見て、シリウス観測の後は西に動かして木星を見ながらオリオン方向に向けるとオリオン大星雲が望遠鏡で狙えるようなので、次回以降は赤い星雲を見るために組んだ望遠鏡でM42オリオン大星雲を撮影したいと思います
真ん中やや右にオリオン座
画角ほぼ中央にM42 オリオン大星雲
右端がおうし座アルデバラン
やや左が先ほどまで見ていたシリウス
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