「にせ十字」と「南十字星」
昨晩も日暮れ時に望遠鏡を準備し、そのまま22時手前ぐらいまで格闘しましたがダメでした、、、
靄が出ていてて、望遠鏡で見ても星や星雲が判然としません。
試しに写真撮影だけはしたのですが、うすぼんやりリング状の星雲が写っているだけ。
考えるに、日が没すると少々気温が下がり、飽和した大気が水蒸気を持ちきれなくなり靄となる、、、そんな感じなんでしょうか。
アラームをかけて午前1時過ぎ、望遠鏡をΦ203からΦ120に組み換えて赤い星雲を撮影。
テーマは長時間露光化。
従前30秒程度だったものを最大300秒程度まで伸ばしましたが、感度との関係もあり最大でも180秒程度までに抑える方が良いようです。
SE120+クローズアップレンズNo.3+ASI533MCP+QBPフィルタ
燃える木星雲 NGC2024
馬頭星雲 IC434
これで180秒露出ですが、感度はちょっと抑え気味です。
次回は180秒で感度を目一杯上げるか、300秒に露出を伸ばして感度を下げて撮影するかして、最適解を探ろうと思います。
SE120+クローズアップレンズNo.3+ASI533MCP+QBPフィルタ
バラ星雲 NGC2244/C50
180秒露光、感度ちょっと抑え気味です。
現像のやり方次第ですが適正露出のように思えます
次のエータカリーナ星雲を撮影中。
左のビルの上あたりにエータカリーナ星雲があります、、、写真では判別不能。
右のビルの上に斜めにひし形が見えていますが「にせ(南)十字」です。
本当の「南十字」は左のビルの左肩に見えるもので、4つ星の内一つが暗いので3つしか見えません。
右端下にあるのが全天で2番目に明るい恒星であるカノープス
SE120+クローズアップレンズNo.3+ASI533MCP+QBPフィルタ
エータカリーナ(イータカリーナ)星雲 NGC3372(C92)
撮影条件は上記2枚と同様に180秒で感度ちょっと抑え気味(gain300)です。
エータカリーナは南中時点でもパタヤだと高度17度(撮影時点:15度)で、都市の明かりを拾ってしまいます。
これを見るとフィルタを掛ければ星雲本体は明るく写っているので、感度なり時間なりを減らして全体的に露出を落とせばバックをが黒く引き締まりそうです。
またこれは焦点距離477㎜の鏡筒で撮影していますが、全景が入っていません。
ネットで作例を見ると、この構図そのものはよくある構図ですが、
・Φ72㎜L280㎜で全景を入れる
・Φ203㎜L1477㎜で拡大して個別星雲を撮影する
画角を振って作例を増やしたいと思います
最後にノイズを除くためダーク減算処理に必要な「ダーク画像」撮影のため、午前5時ごろまでベランダに望遠鏡を放置。
片づけは朝ゴルフ練習から戻ってのこと。
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