空から車輪が落下
バンコク市内、幹線道路を走るタクシーのボンネットにタイヤが落下してきたという事故
この幹線道路上にはイエローラインというモノレールが新しく出来て、そのモノレールから車輪が落下したというもの。
タイのメディアは余りこういう事故を詳細に報じませんし、テクニカルなことに興味を持たない国民性?なんでしょうか。
私はタイの鉄道に関して、FBのグループに登録している関係で、いうなれば鉄道オタク的な人たちの情報が得られるので、上の図を見て納得。
車両は1本のコンクリート桁の上を走行し、その車輪は車体深くに内蔵されています。
モノレールは平面線形は道路なりであり左右に線路は振られるため、コンクリート桁を左右から挟み込む形でタイヤが付いていて、これがブレ止めになっています。
ブレ止めは1カ所当たり左右3つの車輪がついていて、上の段に2個、下の段に1個タイヤがあり、今回落下したのは下側のタイヤであるとしています。
エンジニアとして見た時の問題点は、
「車輪が落下したのにモノレールは車両基地まで走行したこと」だと思います。
車両側が緊急事態を感知したが運転手の判断で停止しなかったのか、
あるいは手順書で緊急停止措置になっていなかったのかは不明です。
車両そのものはコンクリート桁上面のタイヤで鉛直指示されているので、すぐに車両が落下するようなことはないでしょう、、、
でもモノレールは左右に車両がゆられやすいので、上下二組のタイヤで緩く支持されて車両の転倒を防止する形になっているので、少なくとも徐行措置をとらないと車両が転倒しそうですけどね、、、
いつものお話ですが、行政側は問題ないという点だけを主張。
事故を起こした翌日で、ほとんど何も調べられていないのにこういうことを言えるのって、、、結局は無責任なのでしょう。



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