パタヤビーチでクラトムを未成年に販売
よくわからないのですが、タイの農村部では伝統的な薬草である「クラトム」というものが嗜好品として消費されていて、タイでは長らく法律的には違法なものという扱いでした。
刺激と沈痛効果があるとのことで、一種のハーブなんでしょうが、ありていに言えば弱い麻薬という感じのもののようです。
タイではこのクラトムが2021年に合法化されライセンスを得れば販売することができるようになりました。
こんな形でペットボトルに入れられ道端で販売されています。
ただしパッと見て色様々。
結局、農村レベルで伝統的製法で調合されているので、品質管理なんてないのでしょうね
薄くて効き目のないものがある一方で、強烈なものもありそうです。
この記事は、販売許可証を持たない人間が、ビーチで青少年にクラトムを販売していたので商品没収、逮捕されたというもの。合法化されても未成年への販売は違法のようです
クラトムはモルヒネと同じような作用を示すようで、タイでは奴隷に対する強制労働を容易にするために使われていたようです。
暗い過去があっても日常の鬱屈が幾らかでも解消できればと、農村部では嗜好されてきたようで、たとえがいいかはわかりませんが、タバコをもうちょっと健康によくないものにした感じなのでしょう
クラトム合法化には賛否両論あって、
・東南アジアでのクラトムが米国内に持込まれるのを危惧して、米FDAが依存と乱用の恐れがあると警告している
一方で、
・国際的な人権団体は、農村で伝統的に用いられてきた薬物を政府が一方的に違法化する権利濫用だと主張している
ようです。
私的には、知識のない農村の民衆が体に悪影響を及ぼすものを使い続けることを、政府は責任をもって廃絶していくべきだとする立場ではあります。


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