フェイクニュース
占領されているウクライナのアゾフ海上で、ロシアのA-50偵察機とIL-22司令機が爆撃を受けて、一機500億円するといわれるA-50が撃墜され、IL-22が銃弾を受けた姿でかろうじてロシア空軍基地に緊急着陸できたという事件。
この両機が撃墜/甚大なる被害を受けたというニュースが広まり、結果的にウクライナ軍が爆撃したということで世界の大多数は真相の一部を認めている状況にあります。
しかし当初、ウクライナからの公式発表がなかったこと、またウクライナ軍からの砲撃としてパトリオットが想定されたものの飛行機の位置情報をどうやって把握できたのかが今もって謎であるということから、誰が撃墜したかについては諸説ありました。
そのなかでも依然としてロシアのミルブロガー(軍事情報を発信しているブロガー、多くはロシア政府の支援を受けている)たちは、両機にミサイル攻撃を与えたのはロシア軍だ、フレンドリーファイアー(友軍爆撃)だと主張しており、欧米系のメディアもその話題を取り上げています。
ロシアのミルブロガーたちは戦況をロシア政府/ロシア軍の主張に基づいてロシア国内に発信して、自国民の意識を鼓舞し不要な情報を与えないようにしています。
その中で、最初不思議だったのが、「なぜ友軍誤射にこだわるのか?」ということでした
現時点でもなおロシア政府機関から、両機が攻撃を受けたことについての公式発表はありません。ただし、ミルブロガーたちがロシア語でロシア国内にニュースを流しており、撃墜等は事実として受け止められているわけです。
そういう状況の中で、「撃墜は実はロシア軍の誤爆だった」と主張しているわけです。
これだけみるとロシア軍を貶めることを主張しており、ロシア軍からクレームというか虚偽だとロシア憲兵によって逮捕拘束を受けるんじゃないかと心配してしまうわけです。
記事によれば、
ロシアの「従軍記者」は、「起きたことの重大性を軽く見せる」ために、「味方の誤射」によるものと説明しようとしている
ロシア政府にしてみれば、前線のはるか後方で、貴重な偵察機を撃墜できるウクライナの能力について、ロシア国民に知らせるわけにはいかない。 もし知れば、大いに士気をくじくことになるからだ
技術的な失敗や軍の怠慢のほうが、ロシア連邦にとってはまだ自然な説明になる
だらしない俺たちの軍隊なら誤爆することもあるわな、、、という感じで収まればそれでいいというようです。


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