タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ⑱

 COVID19前までは中国人団体観光客がタイの観光経済を支えていたのは事実であり、彼らのための観光スポットを整備する施策があったのかもしれません。100年以上前から自分たちの祖先がタイに「出稼ぎ」にきて定住したという歴史遺産であり、この吊り橋はそのための投資なのでしょう、、、

 4泊5日で旅した今回のチャイニャート行、4日目にして初めて青空になりました。
 やっぱり青空の方が、橋は映えますね。


 橋屋としてのセンスの問題ですが、川の中に主塔があり、主塔間はこの橋梁では吊り橋にしたわけですが、主塔と川岸の間は、通常のコンクリート桁にしています。当然、吊り橋よりコンクリート桁橋の方が安価であり、こうやって見ても、主塔間とそれ以外で橋の構造が変わっていますが、違和感を感じません。適材適所というか、ちゃんとした検討がなされていることがわかります。

 ここはタイ国内旅行 20 チャイニャート行 ⑥ - タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフで紹介した「九峰村」という中国移民たちが作ったター・チン川沿いの舟運の中継点/市場に隣接する橋梁で、橋の手前に書いてある文字は「九峰100年市場」。 

 吊り橋の対岸は仏教寺院です。見た目、中国風の内装でした。
 橋の下に見える川に浮かぶ台船は、例によってタンブン場です。


 今まで見てきた橋に比べると、桁がゴツイです。補剛桁と言います。
 橋全体として、ケーブルで支える橋なのか、桁で支える橋なのか、そのバランスですが、この橋では桁でも支えているということです。多分、桁を太鼓橋上に持ち上げたため、前に見てきた橋のように、歩廊の下に橋桁を支えるケーブルを配置できず、また太鼓橋状であるがゆえに、幾分、アーチ橋としても橋が支えられているようです。

 ケーブルは左右とも2本のケーブルからなります。
 主塔の上の赤い柵に囲われたところが気になります.

 歩道面は木製です。観光用に作ったからと言えばそれまでですが、非常にきれいに収まっています。

 側面にイルミネーション用の照明器具が付いています。
 多分、主塔はライトアップされるのでしょうし、夜、見てみたいですね。