タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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トランプオーガニゼーションの苦境


 ビジネスマンとして成功したという実績を強調して大統領選に打って出たトランプ氏。ただしその成功はハリボテで、所得税を長年にわたり納めていない、、、ということで、現在、財務記録を公開するか否かが係争中。


 このウォールストリートジャーナル紙の報道は、トランプ氏が所有するホテル・ゴルフ場等の不動産を管理するトランプオーナにゼーション社が、借金の期日に直面している、、、という記事です。


 トランプオーガニゼーションはトランプ氏の個人所有の会社なので、会社の債務=大統領の借金となり、トランプ氏の不動産に起因する債務は4億ドル、日本円で400億円くらい。


 これらの借り換えを今後行っていかないとダメなわけですが、COVID19で苦境の不動産業界。彼の象徴でもあるニューヨークのトランプタワーは稼働率が低下しており、またフロリダの高級ゴルフ場もプレーする人がごくわずか、、、これは他の不動産物件でも同じわけですけども。


 民主党所属の下院議長ナンシーロペスは「トランプオーガニゼーションの債務は国家安全保障上の問題」とまで呼んでいるようです。すなわち、不況の不動産業界に対して、それほど多くの貸し手がいるわけでもなく、この不況期にあえて貸すのは大統領からの見返りを期待する下心があるのだ、というわけです。


 報道によれば毎年1億~1.7億ドルに及ぶ債務の支払い期限が来るようで、トランプ再選に賭ければ下心のある貸し手が来るでしょうし、再選されずに賭ければ貸し手は現れず、破産または、不況下で安値で不動産を買い叩かれて借金返済するか。


 +++ここからは記事から離れます。
 現在、不況業界への支援策が議論されています。しかし、利益相反があるため、トランプオーガニゼーションはその対象になりません。
 仮に再選されるとして個人破産の道を選ぶか、再選をあきらめて国からの支援に頼るのか、彼はどちらを選ぶのでしょうか?