タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ㉘
ノイ川にかかる吊り橋です。
タイの吊り橋はパッと見て、よくわからないものが多くあります。もしかすると、吊り橋で何か大きな事故、橋が落ちるなどがあって、全国的に吊り橋の現状が調査され、補修なり改良が加わったのかもしれません。しかしそれにしても、この橋は不可解です。
手すりの高さは十分ありますが、歩廊は薄っぺらいですね。横方向の力に抵抗しませんので、大風時に横揺れ防止策が必要となります。手前側主塔から水平に梁部材が突き出ていますが、ここに横揺れ防止ワイヤーを水平に張ります。
この橋で「おや?」と思うのは、吊り橋メインケーブルらしきものが2系統張り渡されていることです。
風景に溶け込んでいますが、右手奥にトラス橋が見えています。寺院へのメインアクセスはこのトラス橋を使います。寺に趣旨を確認したわけではありませんが、吊り橋はアユタヤ形式の仏塔に一直線に向かっています。普通、参拝者は車で来ますのでトラス橋を使うと思われます、、、結構、お金かかっていると思うのですよ、、、この吊り橋。寺の大祭などの時にでも使うのでしょうかね?
吊り橋ケーブルが2系統、見えます。手前のケーブルは赤錆びてちょっと細め。中間に高さの低いコンクリート柱があり、そこでアンカーを取っているのが新しい太いケーブルです。
橋を渡りつつ1/3点ほどまで歩いてきて、振り返った時の図。ケーブルは頭上にも見えますが、橋を吊っているのは、低く垂れさがってくるケーブルのように見えます、、、
いつものお話ですが、気になる2点。
① メインケーブルにハンガーロープをクランプで留めている点。ハンガーロープに変な力が入りそう、、、
② ハンガーロープの止めが、1個のクランプでしか止めていない点。日本だと4個以上は止めていそう。下の小さなクランプが抜けたら、橋桁が大きく下にずれ、連鎖的に橋桁が落ちていくんですけど、その辺り、想定していなさそう。
橋桁を吊るメインケーブルは写真の下半分、橋桁の近くまで下りてきています。
もう一本のメインケーブルらしきものが上方に写っていますが、ワイヤーが頼りなく引っかかっています。単に引っ掛けているだけですから、橋桁を吊っているということはなさそうです。
歩廊は木製で存外歩きやすいです。
この辺りは片側にしか、「引っかかっていません」。
結局、頼りなく引っ掛けたワイヤーとともに、もう一系統のメインケーブルの意味がよくわかりません、
類推すれば、上側に張られている細いケーブルは古いケーブルで、何らかの理由でケーブルを張り替えたのではないかと思われます、、、その際に、古いケーブルは撤去されなかった、、、のだとは思いますが、頼りなく引っ掛けられているワイヤーの意味は分かりません。
アオショウビン、White-throated kingfisher ですね。体長30㎝の大型とカワセミ類で、ちょうどこちらをじろりと見たところ。
ここまでしばらく、ノイ川沿いに橋を見てきていますが、忘れちゃいけないのがバードウォッチングですね。ノイ川はほぼ全域にわたり、川の両側に川沿い道路があり、自然豊かな環境のもと多くの鳥類を見ることができます。小生の頭の中の仕分けとしては、バードウォッチングしながら、気になった橋を見ている、、、というスタンス。橋はおまけです。







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