米国における入院患者死亡率減少(新コロ)
Scott Gottlieb博士は、2019年まで米国FDAのコミッショナーを務め、米国でのCOVID19ワクチン開発を指揮していた人で、客観的に見て、米国でのCOVID19対策の現状を最も知悉している人です。
彼曰く、最近でた査読付き医学論文2点が、COVID19入院患者の死亡率が劇的に低下したことを示しているとのこと。これはどの年齢帯をとっても言えることで、既往症などがあり一般に重篤になりやすい高齢者も、他の年齢帯同様低下しているとのこと。
Corona Charts 上記は左のサイトから単純計算したものです。こうやってみると、米国の死亡率は世界平均並みと言えそうです。
記事によれば、パンデミック当初、米国でのCOVID19入院患者の死亡率は25.6%。すなわち入院すると4人に一人は死んでいたものが、現在では7.6%まで低下しているとのこと。
この低下を踏まえての、上表の2.8%という死亡率なわけですが、非常に明るい話題と受け止められているようです。
記事にはどうやって死亡率が下がったのかは書かれていませんが、別の報文によれば、人工呼吸器をつけるタイミングや、各種治療薬が功を奏しているとしていました。
また記事には、7.6%は他の感染症に比べるとまだ非常に高く、COVID19が治っても、引き続き数か月間、合併症に苦しむことがあるとのこと。
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