タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

キバシリ

 木に鳥がぶら下がっています、、、決して天地を逆にした写真ではありません。


 この写真を撮る前、この鳥は、丸い断面の木の枝を、横方向に(時計の針だと9時の位置)素早く歩いていました。


 ああコレが、キバシリね、、、と理解した瞬間でした。

 最初、鳥の図鑑で理解できなかったのは、鳥の向きが違うことです。
 下の方に並んでいる鳥は枝等に止まり、体を起こした「普通の」姿ですが、上の方の種は鳥が斜め下向きに止まっています。変でしょう、、、


 スズメの仲間にキバシリ科とかキバシリ上科、キバシリ目という分類があり、キバシリは「木走り」が語源とのこと。日本でも北海道から九州までの高山地帯針葉樹林に留鳥として生息しているようです。


 普通の鳥は枝を歩くことはなく、チョンチョンチョンと、短い距離をホップステップして、移動していきます。枝を伝い歩く鳥を見ると、驚くこと、、、請け合いです。


 タイに来るまでキバシリという鳥がいることも、それが日本で生息していることも知りませんでした。いわゆる雑学にはたけていたと思いますが、意外に狭い道幅の中で生きてきたのだなと、今更反省しても致し方ありませんが、そんなことを感じる次第。


 今回、チェンマイ北部へバードウォッチング行をしたわけですが、キバシリはタイでも珍しく、あとから分かったことですが、北部山岳地帯で多くが生息しているようです。