タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

全く話題になっていません、土日禁酒日

 タイ暦で、今日、土曜日は三宝節、日曜日は入安居。


 三宝節、アサラハ・ブーチャは「釈迦が悟りを開いてから7週間後、修業時代の友人5人に初めて説法を行い、その5人が僧侶になったことから、「仏・法・僧」の三宝が成立したとして、これを祝う日」。


 入安居、カオパンサーは、「僧侶たちが3か月間お寺にこもって修業に励む日の初日」。
 カオは「入り」、パンサーはパーリー語で「雨季」。もともとインドではこの日辺りから雨季入りし、草が茂って蛇や虫たちが活動するし、また雨も激しいことから、安居、則ち僧堂に籠って修行しよう、、、という主旨。インド仏教がチベット等を経て中国に入った際、季節感覚がずれ、「雨季入り」では中国で通じないため、安居という行為が名前になったもので、これが日本に伝わりました。
 タイも6月から雨季入りしているので、同様に直訳だと「雨季入り」になりますが、タイ人のほとんどが、難しいパーリー語の言葉ということしか、理解していないようです。


 ともあれ、タイ仏教では重要な日なので、商店での酒の販売が禁止されます。バーやパブもこの日は店を閉めます、、、
 現在、Covid-19の規制の下、バーやパブはもう4カ月弱、閉鎖指示が出ています。また、パタヤやバンコクでは、飲食店も持ち帰りだけで、酒類販売も禁止。


 タイにいる多くの不良外国人たちは、酒(と女)が目当てなので、この日が来ると、例年わさわさしていたものですが、今年はあまり話題になっていません、、、単なるいつもと同じ日です。


 タイ人にとって、カオパンサー・入安居は重要な日です。
 男子と生まれたからには一度は得度して仏門に入るというのが、タイの流儀で、タイの公務員には出家有給休暇があるくらいです。そして、その一時的な出家を始める日として、カオパンサーが選ばれることが多いようです。


 出家の日には、「出家式」を行って盛大な宴会が開かれます。タイでは出家を祝う祝い金を差し出すしきたりがあり、出家する側もお返しとして酒宴を開くわけです、、、


 現在、5人以上の集会禁止で、出家式のバカ騒ぎが無くなるか、あるいは、またどこぞのアホが出家式をやって警察に絞られるか、、、注目しているところではあります。