タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

今日の散歩

 昨晩というか早朝2時半、高校物理の力学講座(全14時間)のYoutube動画が公開され、その最初の部分を見始めてしまい、朝目覚めたのが7時前。それからの散歩なのでジョギング等を楽しまれる方、参詣客もチラホラ。


 今朝はまっすぐ新勝寺本堂に向かい、その後左に折れ山の尾根筋に拓かれた道を通って戻る3.5㎞ほど道筋。今日は日中、街の中を歩き回る予定もあり、若干軽めの散歩。

 成田山新勝寺の仁王門。
 正面入り口部分に釣下がっている大提灯は魚河岸奉納のもの。


 新勝寺は1655年建造の旧本堂が現存しており、初代団十郎とか水戸光圀が参拝したという記録があるそうですが、結局、魚河岸しかり、日本橋の大店しかり、江戸町人たちの信仰、寄付によって寺を興隆させていったわけです。今もそういった町人というか市民というか庶民のパワーって、まだ残っているのかな?

 外側に向かって門の両側に阿形吽形の金剛力士像2体があり、背面側本堂方向に向かって広目天と多目天が配置されています。

 朱塗りの仁王像として古来信仰を集めたと看板にありますが、どうでしょうね、文化財保護的には格子も金網も必要なのでしょうが、今の人は多分、通り過ぎるだけですね。
 透明アクリル板を設置しても味消しでしょうし、何とか姿を拝める形にならないものかとは思います、、、国指定重文。

 寄進の石碑。
 昔から変だなと思っていることに、碑という漢字は、石に卑しいと書きます。位牌の牌も片に卑しいと書きます。石碑は敬わないまでも疎かにされるものではなく、位牌もご先祖様の御霊が宿るものなわけなのに、なぜ卑しいという旁が入っているのか、、、いつか調べて腹落ちしたいと思っています。ちなみに位牌の牌は準1級配当漢字。

 三重塔、国指定重文。
 創建は1712年正徳2年、、、正徳といえば正徳の治、綱吉の時代です。
 解説板を見ると40年から60年間隔で改修が行われたようで、一番新しい改修は昭和58年、このときに享和3年(1803)の時の塗料の配合に合わせたとのこと。

 40年近い前の塗色ですがよく残ってます。
 塗が剝げるまま朽ちていく美しさがある一方で、こんな感じで昔の様式に戻すものもあります。
 国指定の重要文化財であり、この塗装による改修は当然のこと文化庁の了解は得ているわけです。将来、何百年も、こういった形で日本は文化財を直していけるのかな、、、