ムササビの埴輪
成田からJR線で2駅目、現在は成田市に併合された旧下総町エリアの岡の上に、ある下総歴史民俗資料館。
日本の高校生のツイートを在タイの日本人がリツイートし、それが小生のTwitterに表示されました。モモンガの埴輪がある、、、とのこと。
検索すると、なんと成田市内の資料館で展示されていて、モモンガ埴輪は日本で唯一とのこと。、、、こんな偶然があるのだろうかと、さっそく、朝の散歩で行くことに。
旧下総町は、江戸時代高岡藩1万石が治めていた地とのこと。丘陵の前を利根川が流れており、交通の要衝ではあり、下総と呼ばれた時代の国府でもあったのかと調べると、下総国府は市川市にあったようです。なお、市川市には国分寺という寺があり、ここが奈良時代の国分寺の跡とか。
朝5時56分のJR線に乗って最寄駅到着、その後、利根川でバードウォッチング、、、でも「寒い」、今日の予報最低気温は17度、利根川の川風が身に沁みます。
予定より1時間以上早く、資料館着。運動公園をぐるぐる回って時間調整。9時開館のところ、無理言って8時半に玄関が開いたところで入館。
縄文式土器、、、この横には火炎土器もあり、何となく丘の上を掘れば遺跡だらけという感じの土地柄のようです、、、現在、岡の上には幾つものゴルフ場ができています。
モモンガの埴輪。埴輪というと、古墳時代の葬礼に関するものかなと漠然と考えていましたが、これは西暦600年ごろ、奈良時代のもののようです。どういった状況で使われたものなのか、聞けばよかったかな、、、学芸員みたいな人もいましたので。
魚の埴輪。奈良時代といっても、この関東平野の辺りはまだまだ土俗的縄文的な文化も残って、川の恵みを祈念する祭りみたいなものがあったのでしょうか?
こちらは鶏の頭部とのこと。村祭りに使われた泥人形、、、という感じ。
実は、上記に示した埴輪一式、レプリカとのこと。現在、松戸市の博物館で展示準備中で、ここの資料館に戻ってくるのは12月ころのようです。全部で64点の埴輪が貸し出されたとのことで、レプリカでも何となく雰囲気はわかりましたがやっぱり本物を見たかった、、、
ここ旧下総町高岡は、瓦の生産地だったようで、特に鬼瓦で有名で、県の伝統工芸品になっているとか。モモンガの埴輪を作っていた子孫たちが鬼瓦を作っているという感じでしょうか。
利根川に掛けられた舟橋。タイでよく見かけるものだな、、、と。
公園内の斜張橋。木の雰囲気をよく出しています。
斜張ケーブルが見えます。橋の上でじっとしていると、他の人が歩いてくると随分と揺れます、、、ケーブルはちゃんと効いているようです。
実際のところ、主桁、横構は鋼桁で組まれています。
鋼桁の側面に板を張り付けてそれらしく見せています。
床板が一部、新材に置き換わっていますので、メンテナンスは行われているようです
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